自然の要素が図書館にもたらすものとは。(LISN No.199 第25回図書館総合展2023フォーラム「図書館でリチャージ」)

LISN199(春)号は、第25回図書館総合展2023フォーラム「図書館でリチャージ」です。

2023年10月24日(火)〜11月15日(水)、「第25回図書館総合展2023」が開催されました。キハラはパシフィコ横浜アネックスホール展示会場での新しい商品やサービスのご提案に並び、フォーラムでは「図書館でリチャージ」と題して、これからの読書空間「Reading Nature Garden」について、建築設計事務所の代表、バイオフィリックデザインの研究者、「Reading Nature Garden」を導入いただいている図書館の館長と市長よりお話をいただきました。今号はフォーラムの内容をまとめてお届けします。

フォーラム「図書館でリチャージ」 ©キハラ株式会社
フォーラム「図書館でリチャージ」 ©キハラ株式会社


柳瀬氏からは、日本の歴史的建造物に見られる自然との調和の事例を様々な視点から解説いただき、日本人にとってのバイオフィリックデザイン、図書館に応用できる効用などについてご紹介いただきます。源城氏からは、緑や自然の風景が人々にもたらす作業効率などへの影響に関して、実験結果から考えられる図書館におけるバイオフィリックデザインの可能性を、また南出氏、河瀬氏からは、「Reading Nature Garden」を図書館に導入することで新たに実現した人々のコミュニケーション、利用者やスタッフの様子、反響の声などをご報告いただきます。登壇者の方々のお話から、バイオフィリックデザインが人々の心や体にもたらすもの―「図書館でリチャージ」の真相を解き明かします。木原からは「Reading Nature Garden」をご紹介します。

野口氏の連載「読書バリアフリーを進めるアイデアと工夫」の第4回「NDCピクトグラムで分類をわかりやすく」では、山形県立図書館、豊能町立図書館の実践例、そして更なる読書バリアフリー推進に向けてヒントをご紹介いただきます。

製品紹介 OLED(有機EL照明)デスクライト ©キハラ株式会社
製品紹介 OLED(有機EL照明)デスクライト ©キハラ株式会社
製品紹介 OLED(有機EL照明)デスクライト ©キハラ株式会社


資料紹介は、今号特集のフォーラムで,社会的インフラとして期待される図書館について引用がありました「集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ, 暮らしを守る『開かれた場』の社会学」です。「社会的インフラ」の絶大な影響力、そしてまたコミュニティの中での自然や「緑」の役割に気づかされます。

製品紹介では、目の健康を考えたカラダに良い光によるOLED(有機EL照明)デスクライトです。図書館の快適な読書・学習環境づくりにお役立てください。

LISN199号 (2024年3月)
第25回図書館総合展2023フォーラム「図書館でリチャージ」
登壇者・進行:柳瀬 寛夫(岡田新一設計事務所 代表取締役社長)
登壇者   :
源城かほり(長崎大学大学院工学研究科 教授 博士(工学))
南出 賢一(泉大津市長) ※ビデオメッセージ
河瀬 裕子(泉大津市立図書館 館長) 
木原 一雄(キハラ株式会社 代表取締役)
連載:読書バリアフリーを進めるアイデアと工夫 
第4回 NDCピクトグラムで分類をわかりやすく
野口 武悟
資料紹介 「集まる場所が必要だ 孤立を防ぎ、暮らしを守る『開かれた場』の社会学」
製品紹介 目の健康を考えたカラダに優しい照明。快適な図書館の読書・学習環境のご提案
OLED(オーレッド)デスクライト

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