最新号のお知らせ

LISN197(秋)号の特集は「危険、危機を考える」です。日常生活の中で起こりうる災害、犯罪や自然災害について特に子どもたちが被害に遭わないために周りにいる大人ができること、そして自分や周りの人を「守る」とはどういうことか、また「公害資料館ネットワーク」に関して研究者の方々にご執筆いただいています。

小宮氏からは「犯罪が成功しそうな雰囲気」―犯罪機会をなくすという犯罪機会論とその操作性の向上のために著者が考案された「犯罪抑止の3要素」について、大阪教育大学の藤田氏より「犯罪からの子どもの安全を目指したe-learningシステムの開発」事業とこれからの安全教育の方向性、また地域コミュニティの安全安心についてご研究される松川氏より防災、防犯リテラシーなどをお届けします。そして「公害」について学ぶ機会「公害資料館ネットワーク」や関連書籍などを林氏よりご紹介いただきます。

設備事例紹介では、新屋氏より東洋大学赤羽台図書館について設計事務所との交渉や家具の選定など開設までのご苦労、また野口氏の連載「読書バリアフリーを進めるアイデアと工夫」(第2回)は、地域の諸機関との連携を通して読書バリアフリーを推進している、筑後市立図書館とオーテピア高知声と点字の図書館の事例についてです。

LISN197号 (2023年9月)特集「危険、危機を考える」

・ 小宮 信夫 (立正大学教授/社会学博士)
「クライシス・マネジメントの犯罪原因論とリスク・マネジメントの犯罪機会論」   

・ 藤田 大輔 (大阪教育大学 健康安全教育系 教授)
「子どもたちへの安全教育の考え方と進め方について」

・ 松川 杏寧  (兵庫県立大学 減災復興政策研究所 准教授)
「防災/防犯リテラシー」の獲得とそのための「リスクコミュニケーション」

・ 林 美帆 (公害資料館ネットワーク幹事/みずしま財団研究員) 
「公害経験とネットワークによる学び」

設備事例
・新屋 良子(東洋大学附属図書館)
  「東洋大学赤羽台図書館開設奮闘記」

新連載 「読書バリアフリーを進めるアイデアと工夫」
・ 野口 武悟(専修大学 文学部教授)
「第2回 連携で広げ、届ける読書バリアフリー」

資料紹介
「確かめながら 学校図書館と1人一台端末 ひろがる!つながる!学校図書館」

製品紹介
備蓄用としての長期保存も可能です。避難所などいざというときの洗浄、除菌、消臭にも。
「イオンブライト プラス」

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