「送り手」が伝えようとしていることを「受け手」が適切に理解するには (LISN No.205特集:図書館の情報源を改めて考える)

情報リテラシーの重要性がますます注目される現代、一部の情報については充実していることが当たり前となり、意味や精度が十分に理解されないまま強く依存されてしまう傾向が生じつつあるとも言われています。

LISN205©キハラ株式会社
LISN205©キハラ株式会社

この度の特集は、情報リテラシー関連では、栄養・医療・災害関連の資料や情報について情報そのものと、情報を伝える側と受け取る側それぞれを検証、そして図書館業務の中でもご苦労の多い選書については、患者図書館での実際の作業の様子や、医師による資料の評価の可能性に関して、ご専門の方々にご執筆いただきました。第5回を迎えた吉田様の連載「現場から考える図書館~大学の授業で伝えてきたコト」は、近年注目される複合施設の核としての図書館です。

図書館資料保存アカデミー 第8回「『マイクロフィルム生産終了』~いま図書館が考えるべきこと~」©キハラ株式会社
図書館資料保存アカデミー 第8回「『マイクロフィルム生産終了』~いま図書館が考えるべきこと~」©キハラ株式会社

資料紹介は、大学的地域ガイドシリーズの1冊である『大学的多摩ガイド−こだわりの歩き方』と、大学生が本を読まないといった思いを抱える大学教員10人が、専門書を読む授業を展開する記録『専門書を読む−教員と学生でつくる10講座』です。

キハラホームページからのご案内では、「図書館資料保存アカデミー 第8回「『マイクロフィルム生産終了』~いま図書館が考えるべきこと~」をご紹介しています。ぜひご覧ください。

LISN205号 (2025年9月)

特集: 図書館の情報源を改めて考える
佐々木 敏(東京大学 名誉教授)
「わが国における栄養健康情報の現状と課題,そして図書館の役割」

阿久津 達矢(リヴァプール大学大学院社会学・社会政策・犯罪学研究科博士課程)
「患者図書室における選書−実践的構成物としての情報サービス−」

吉井 潤(都留文科大学 非常勤講師)
「医師による医学関係図書の評価を通じた外部専門家による蔵書評価の実践と課題」

牛山 素行(静岡大学防災総合センター 教授)
「洪水・土砂災害に関する災害情報についてのよくある誤解」

連載 : 現場から考える図書館〜大学の授業で伝えてきたコト
吉田 倫子(立教大学兼任講師/日本図書館協会認定司書第2090号)
「第5回 複合施設の中の図書館〜進む公共施設の集約・多機能化」

資料紹介
大学的多摩ガイド−こだわりの歩き方
専門書を読む−教員と学生でつくる10講座

キハラホームページよりご案内
図書館資料保存アカデミー
第8回「『マイクロフィルム生産終了』~いま図書館が考えるべきこと~」


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